高齢者介護と食物アレルギー そば(その①)

原材料表示すべき特定原材料等(省令で定められたもの)特にアレルギーを起こしやすいとされる食品で、発症数、重篤度から考えて表示する必要が高いものとして表示が義務化された7品目から症状重篤のそばを取り上げます。

そば:

症状が重篤であり、生命に関わるため特に留意が必要。

 

 

そばアレルギーの死亡事故:

札幌でのそばアレルギー裁判。

そばアレルギーの子が、間違って学校給食のそばを食べてしまった結果、死亡してしまったという1988年に起こった事故で、1992年に一審の判決が札幌地方裁判所で出されました。

そして、 判決では担任の教諭と札幌市教育委員会の安全配慮義務違反、過失とする判決を出しました。

裁判は、その後控訴審で和解しています。

■そばアレルギーの特徴は、概して他の食物アレルギーにくらべ重症です。

症状は、経口した直後に喘息発作、鼻アレルギー、蕁麻疹、消化管アレルギーが揃って出現し、そば粉(そば枕使用)の吸入でも鼻アレルギーや喘息発作を起こします。

そば特異的IgE抗体が関与する典型的な即時型アレルギーで、そば抗原性は非常に強く、ごく少量でもアナフィラキシーショックを誘発する危険があります。

※反応が激しく全身性のもので、じんましん等の皮膚症状や、喘息・呼吸困難等の呼吸器症状、めまい、意識障害等の神経症状、血圧低下等のショック症状が、2つ以上存在している場合をアナフィラキシーと呼びます。

さらに急速な血圧低下によりショック状態を呈したものをアナフィラキシーショックと呼び、この症状は命に関わる一刻を争うショック症状です。

高齢者の介護に限りませんが注意する事は食品の含有表示を確認する事はもとより含有表示がなくても、うどん、ラーメン、冷し中華、そうめん、ひやむぎ、和菓子など、そばを製造している同じ製麺所製品では表示基準以上のそば蛋白の数値が計測されることが有りますので(意図しない混入)注意が必要で、特に冷麺に関しては原材料にそば粉を使用しているものが多くみられます(無表示の物も有ります)。

更にはそばの花の蜜が混ざったはちみつでも発症します。 特に高齢者は体調で喘息の症状が出ている場合は発症率が非常に高くなる傾向がありますから要注意です。

(ソースWikipedia、国民生活センター、東京都福祉保健局)