高齢者介護と食物アレルギー (そば・その②)
高齢者介護と食物アレルギー そば(その②)
□そばアレルギーの人がそばを食べるとどうなるか? (あるいは茹でた蒸気に触れたり、茹で汁を飲んだり)
※子供の頃はそばが大好きであっても大人になってから発症する場合がありますので注意が必要です。 15分前後(即時性)で、アレルギー反応が生じ、そばを異物として排除しようとする免疫機構が反応します。
反応は個人差がありますが主なそばアレルギーの症状は次の通りです。
・口→口の周りの腫れ・発赤 ・のど→のどのかゆみ・イガイガ感 ・皮膚→皮膚のかゆみ・じんましん ・呼吸器→咳・喘鳴(ぜんめい)・喘息 ・消化器→嘔気・嘔吐・下痢 ・重度の場合はアナフィラキシーショック
対処法はアナフィラキシーの症状が出た場合は、即座に119番通報で救急車を呼びます。
緊急の場合の治療としてはエピネフリンの筋肉注射(商品名:エピペン)が有効。
また、学校においては、児童・生徒の保護者から、アナフィラキシー対応の自己注射薬を預かるケースが多くなっています。
対処法の基本は原因食物(そば)を吐かせてうがいをして口内を綺麗にします。その後、即、病院に行くこと(症状混同を避けるためと程度を判断してもらうためにも)。
高齢者介護の食物アレルギー対策としては食物アレルギー自体が大人になってから発症する場合があることと、幼児期と成人期ではアレルギーの主要原因が変化することからも何か少しでも異常が有ると感じたら病院でアレルギーテストを受けて現在の状態を知っておくことが一番の予防対策だと思います。
ご参考までに:
乳幼児から幼児期にかけては食物アレルギーの主要な原因として鶏卵と牛乳がその半数以上を占める。
青年期になるにつれて甲殻類が原因の事例が増え、牛乳が減る。 成人期以降では、甲殻類、小麦、果物、魚介類といったものが主要なアレルギーの原因食品となる。 (ソースWikipedia)

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