意外と怖い花粉症/花粉症と合併症について

  関東地方では、2月から4月はスギ花粉が飛散の時期になります。特に3月上旬からピークを迎えます。そこで、今回は花粉症について調べてみました。

花粉症 スギ花粉

  日本において花粉症を有する人の数は、正確なところ分かっていませんが、1998年との比較では増加傾向にあります(全国調査)。増加している原因は、花粉飛散数が増加していることと、いろいろな環境の変化が考えられます。

  花粉症の正体は、花粉に対して人間の体が起こすアレルギー反応です。体の免疫反応が、花粉に過剰に反応して花粉症の症状がでるのです。体が花粉を外に出そうとするために、「くしゃみ」で吹き飛ばしたり、「鼻水」「涙」で花粉を洗い流そうとしているのです。

  花粉が飛散する季節になるとよくみられる、くしゃみや鼻水が止まらないおなじみの現象。一般的には花粉症と呼ばれていますが、正式には「季節性アレルギー性鼻炎」に分類される。ひとつの病気として認識している人が多いと思いますが、複数の症状がみられる場合、厳密にはいくつかの病気が合わさっている。「季節性アレルギー性鼻炎と、それに伴う合併症が起きている状態」だと考えると分かりやすいでしょう。

  季節性アレルギー性鼻炎の主な症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが挙げられる。そのほかの症状がある場合は、次のような病気が引き起こされていると考えられます。

  花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の合併症として、①慢性副鼻腔炎、②気管支喘息、③アレルギー性結膜炎の3つが代表的な病気です。

 ①慢性副鼻腔炎は(主な症状:くしゃみ・鼻水・鼻づまり・頭痛)

鼻と隣り合い、つながっている副鼻腔(ふくびくう)という空洞に炎症が起きる病気です。蓄膿症という別名でも知られ、花粉症として現れる場合はアレルギー性鼻副鼻腔炎と呼ばれる。粘り気のある鼻水が出る場合、それが花粉症によるものか、慢性副鼻腔炎の症状なのかを、厳密に区別することは難しい。慢性副鼻腔炎が合併すると、花粉症の鼻づまりが治りにくいそうです。

 ②気管支喘息(主な症状:咳、痰)

鼻は喉などと同じ上気道であり、気管支は肺などと同じ下気道。つまり、ひと続きの同じ器官だと言える。花粉症と気管支喘息を合併している場合、どちらか片方が悪化すると、残りのもう片方も悪化してしまうことが多い。また、気管支喘息ではなかった人でも、花粉症をきっかけとして発症してしまうケースもある。

 ③アレルギー性結膜炎(主な症状:目のかゆみ、充血、涙目)

花粉症の症状として語られることの多い、目のかゆみや充血、涙目。これらは厳密に言うと、花粉症の合併症として引き起こされた、アレルギー性結膜炎によるものだと考えられる。症状が重い場合、まぶたが腫れることもあります。

  ひとことで花粉症と言っても、上記で述べた合併症を含め、症状は人それぞれです。ときには、花粉症だと思っていても、似た症状の別の病気が隠れている可能性もある。「またいつもの症状かな」「言わなくても大丈夫だろう」などと自分で判断せずに症状や悩みはすべて先生に伝えましょう。

  花粉症の人は花粉が飛んでいない時も食物アレルギーの一種の果物アレルギー(口腔アレルギー症候群)に対する注意が必要です。花粉症の人は果物アレルギーを起こし易いのです。

花粉症の人は花粉症の時期に花粉を含んだ空気を吸い込むと咽の奥の痒みや痛みなどの違和感を感じますが、この時期気をつけたいのは果物アレルギー(果物過敏症)です。※口腔アレルギー症候群が正式名称です。

 口腔アレルギー症候群では、特定の果物(野菜)を口に入れると、花粉を吸い込んだ時と同じように、咽の奥、唇、舌の痒みや痛みを覚えます。さらに吐き気や下痢などの消化器症状を起こします。花粉症ではあまり起きない喘息発作を起して、救急車を呼ぶ事態になることもあります。

 果物アレルギーを起こす果物と野菜はモモ、リンゴ、ナシ、イチゴ、サクランボ、スイカ、メロン、キウイ、バナナなどの他に、トマトやジャガイモ、ナスなどの野菜も含まれます。

 花粉症 スギ花粉

 私も何年か前に花粉症デビューをしてから、気管支喘息とアレルギー性結膜炎を発症しやすくなりました。私の場合は、毎年4月中旬から鼻水とくしゃみがひどくなり、酷いときは合併症を起こし3週間ぐらい咳が止まらず、息苦しく、一睡も出来ない日々が続くこともあります。花粉症について調べたことで、私の喘息と目のかゆみが花粉症との合併症が原因であることを知ることが出来ました。また、これを機会に詳しい検査を受けて、治療をしようと思いました。

  今年は花粉の飛散量は少ないそうですが、花粉症の方にとっては、この時期は辛らくて、苦しいことに違いはありません。少しでも役立てていただければと思い、投稿いたしました。

(厚労省の資料を参照)